ベケット・グレーディング・サービス(BGS)

singlecardjp

2008年02月04日 00:17

今日は、「ベケット・グレーディング・サービス」のことについて書きます。

本当に気に入ったカードは、ベケット社の鑑定サービス(BGS=Beckett Grading Services) を利用するのをお勧めします。

これは、BGSを行った、松坂選手の「ファーストカード」(一番最初にリリースされた「ルーキーカード」
のこと)です。
現在、このカードの Beckett Value は、$ 50 です。

■2007 Upper Deck Series1 Daisuke Matsuzaka Suit SP RC #501a





このカードは、ベケットによる鑑定・評価の結果、「9点(MINT)」の評価が下っています。
とても厳しい「評価」です。

以下、4つのポイントで、カードを評価し、点数を付けます。

 ●CENTERING

 → センタリング。カードが確実に真ん中に来ているか。
   注意してみると、結構、センタリングでないカードがあったります。
   しかし、これはコレクターではどうにもなりません。
   UD や Topps など、カードメーカー側の「努力」の部分です。
   
 → このカードはセンタリングが結構甘く、全体的に若干、右寄りなのがわかります。

 → 8.5点

 ●CORNES

 → 各 4角が確実に直角になっているか。角に傷はないか。
   これも、たまにカット(裁断)が甘いカードに出会うことがあります。

   コレクターはもちろん傷を付けてはいけませんが、
   これも、どちらかと言えば、カードの「裁断」の部分に拠るところが大きいですね。
   経験上、「UD」社より、「Topps」社のほうが「裁断」技術(確実に真ん中に置いて
   切る技術)が低いように感じるのは私だけでしょうか。
   
 → このカードは、ほぼ問題ないと思いますが、ほんの少ーしばかり直線でありません。

 → 9.0点

 ●EDGES

 → カードのエッジの損傷具合・状態の評価です。エッジに傷はないか。
   これもたまにエッジの甘いカードに出会います。
   コレクターが「努力できる」点でもあり、一方、メーカー側の裁断にも拠ってしまう
   点でもあります。
   コレクターとしては、「パック」から開けたら速やかにスリーブに入れ、
   そのまま、トップローダーに入れて保管する、ということですね。

 → このカードは、ほとんど「甘い」と言える点はありません。でも・・・

 → 9.0点

 ●SURFACE

 → いわゆる、カードの「表面」のことですね。
   カード表面(もちろん、裏面も含め)の状態、損傷具合に対する評価です。
   これは、ほとんど、コレクター側の問題ですね。
   大事に扱う、ということですね。

 → このカードも、目立つものは一切ありませんが、これも・・・

 → 9.0点

以上、4点からの「鑑定評価」の結果、

 ●総合評価 は、 9点(MINT)です。

パックを開けた時点で、どうにもならない点もあるため、私たち、コレクターとしては、

メーカー側に「いいカード」を作ってくれるよう、もっともっと努力していただきたいものです。

そして、本当に「いいカードだな」と自信が持てたら、ぜひ「BGS」をしてとっておきたいですね。    

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